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【コラム】広告なのに「ありがとう」と言われる。——400人のストリーマーと市場をつくる、新規事業開発のリアル

ゲーム配信プラットフォームTwitchで、約400人のストリーマーとともに広告を届ける「SCOP」。
クライアント側からこの事業に惚れ込んで転職した和田と、証券営業・イベントプロデューサーを経てSCOPの企画・営業を担う鶴見に、”広告が感謝される”仕事の面白さと、正直な壁を聞いた。

広告なのに「ありがとう」と言われる——SCOPとは何か

——まず、SCOPとはどんなサービスか教えてください。

和田:Amazonが運営する世界最大級のゲーム配信プラットフォーム「Twitch」を使ったストリーマー広告サービスです。審査を通過した約400名のマイクロストリーマー——僕らは「SCOPPER(スコッパー)」と呼んでいます——の配信画面にバナー広告を掲出しながら、配信者自身が能動的にPRしてくれる。この掛け合わせが特徴です。表示回数は保証型なので、広告としての確実性も担保されています。

鶴見:届く相手は20〜44歳が中心の若いゲーマー層です。Twitchはユーザーの平均年齢が26歳、34歳以下が72%というプラットフォームなので、テレビや定番のデジタル広告では届きにくくなった層に、まとめてリーチできます。

 

——いわゆるインフルエンサー広告とは何が違うんですか?

和田:一番の違いは「挙手制×成果報酬」という設計です。従来のキャスティング型タイアップは、配信者が固定ギャラで案件をこなす構造なので、どうしても”やらされ感”が出てしまう。SCOPは配信者が自分で手を挙げて参加し、成果に連動して報酬が決まる。だから能動的に動くんです。全配信者に弁護士監修の教育プログラム——ステマ規制や薬機法まで含めて——を実施しているので、ブランドセーフティの面でも安心して提案できます。

鶴見:あとは、視聴者側の文化が面白くて。「推しに広告を出してくれてありがとう」って言われるんですよ。広告なのに。

 

——広告に感謝、ですか。

鶴見:小規模な配信はコメントでの対話が中心で、ファンとの関係がすごく濃いんです。だから推しの配信にスポンサーがつくこと自体が、ファンにとって嬉しい出来事になる。広告をちゃんと見て、理解して、行動することが「推し活」として機能するんです。

和田:実際、SCOPを提供している配信技術研究所が公表している調査では「同時視聴者数の規模が小さいストリーマーほど広告のクリック率が高い」(https://www.scop.tv/achievements/column-ep01)という結果が出ていて、これがSCOPの設計の根拠になっています。1回の出稿で約400名を超える配信者に同時にリーチするので、特定の1名に依存するリスクがないのも、大型起用との大きな違いですね。

 

証券営業からイベントプロデューサー、そして「売る側」へ——2人がこの事業に賭ける理由

——お二人がSCOPに関わることになった経緯を教えてください。

和田:僕はもともと、SCOPを「使う側」だったんです。クライアントとして出稿していました。使いながら市場を見ていたら、Twitchの日本における総視聴時間は2024年に前年比17%増えている(出典:Mogura VR)。プロダクトの思想・設計も良い、市場も伸びている、しかも若い世代が心から楽しんでいるコンテンツだ、と。これは将来性があると判断して、売る側に回る転職を決めました。

 

——使っていた側が惚れ込んで転職するのは、サービスとして相当な説得力ですね。鶴見さんはいかがですか?

鶴見:私はキャリアの最初が大手証券会社の営業で、そのあとイベント制作のプロデューサーに転身して、いまはSCOPの企画・営業をしています。

 

——証券営業からイベント制作、そして配信の広告。だいぶ振り幅がありますね。

鶴見:一見バラバラに見えるんですけど、自分の中では一本につながっていて。私、昔から人の笑顔を見ているのが好きなんです。イベントの仕事を選んだのも、会場でお客さんが笑顔になる瞬間を作りたかったから。証券時代に鍛えられた提案営業の足腰と、イベントで培った「現場の熱を作る」感覚が、SCOPでは両方活きるんです。だからSCOPの営業では、クライアントと仲良くなることを何より大事にしています。

 

——「仲良くなる」というと?

鶴見:SCOPは単純な広告商品ではなくて、クライアントの先にSCOPPERがいるんです。懇親会やオフラインイベントで、SCOPPERがクライアントに直接挨拶をしたり、話し込んだりする場面があるんですが、双方が笑顔になっているのを見ると、「この事業を広めてきてよかったな」と心から思います。広告主と媒体の関係というより、コミュニティが広がっていく感覚に近いですね。

「売って終わり」にしない営業——成果はどこまで出ているのか

——実績の面ではいかがですか。

和田:社名は出せないのですが、たとえば大手PC周辺機器メーカーの案件では、大型ストリーマー1名を起用するのと同等のリーチを、約4分の1の予算・2週間で実現しました。参加した配信者は300名超です。

鶴見:大手PCブランドの案件では、広告契約の範囲外で配信者の自発的なSNS投稿が200件以上生まれて、最終的には視聴者参加型の自主企画まで有志で立ち上がりました。お金で買えない拡散が起きるのが、この媒体の面白いところです。

和田:継続してくださっているITサービスでは、短期間で指名検索数が3倍以上、売上リフトが2倍以上を達成しました。

ゲームパブリッシャー向けの参加型プランでは、Twitch上での配信者数と視聴時間がともに約9倍に伸びた事例もあります。最近は食品やアミューズメントなど、ゲーミング以外の商材にも導入が広がってきました。

 

——「広告メニューを売って終わり」ではない、と。

和田:そこは強くこだわっていますし、SCOPの強みだと思っています。

最近では、新サービスとして「SCOP Survey」という調査サービスの提供も開始しました。配信視聴者から4日間で約1,200件の有効回答が集まった実績があります。SCOPの仕組みを使って回答を集めるので、回答者のターゲットがかなり尖っているのが特徴で、広範な一般向け調査とは異なり、課題の洗い出しから施策立案、事後検証までを一気通貫で提案できる強みがあります。つまりSCOPでの仕事は、広告枠のセールスというより、クライアントのマーケティング全体に踏み込む仕事なんです。

 

正直に言うと、決裁者にはまだ刺さらない

——あえて聞きますが、うまくいっていないことはありますか。

和田:正直に言うと、決裁権限を持つレイヤーにはまだすぐには刺さりません。商材が新しいので、「Twitchで、マイクロストリーマー400人で、広告が感謝される」と説明しても、現場の担当者は面白がってくれるのに、その上で止まってしまうことがあります。

 

——それは、しんどくないですか。

和田:しんどい瞬間もあります(笑)。ただ、実績をひとつずつ積み重ねてきた結果、理解を示してくれる企業様が少しずつ増えてきているんですよ。半年前には門前払いだった相手が、事例を持っていくと身を乗り出してくれる。この手応えの変化が、いまいちばん楽しいところです。

鶴見:逆に言うと、営業の「型」がまだ完成していないんです。誰に、どの順番で、何を見せれば通るのか。それをこれから一緒に作れるフェーズだということです。

求めるのは「営業だけをやりたい人」ではない

——今回、営業職を採用する理由を教えてください。

和田:導入事例と実績が増えてきて、再現性のあるマーケティング活動に踏み込むタイミングなのですが、率直に言って人手が足りません。市場全体も成長していて、これから大手の広告代理店も少しずつ参入してくると思います。でも、その前に再現性を強化できれば、GLOEとSCOPは大企業に負けずにさらに成長できる。そのための仲間が欲しいんです。

 

——どんな人に来てほしいですか。

和田:「営業だけ」をやりたい人ではなく、マーケティング活動全体で一緒にPDCAを回せる人です。売って終わりではなく、レポートを見て、次の打ち手を考えて、プロダクトにもフィードバックする。事業の当事者になりたい人には、裁量は約束できます。

鶴見:クライアントの先にいるSCOPPERや視聴者のことまで想像できる人がいいですね。この仕事は広告枠を売っているようで、実はコミュニティとの接点を売っている。人と関係を築くのが好きな人には、これ以上ない環境だと思います。

インタビューと別日の会議風景。忙しいながらいつでも楽しそうに働いているおふたり。

 

——逆に、合わない人は。

和田:完成された商材を決まったトークで売りたい人と、渡されたリードを待つスタイルの人ですね。型はまだ途上なので、作る側に回れないと苦しいと思います。

鶴見:ゲームや配信の文化に興味を持てない人も難しいかもしれません。私自身もそこまで詳しくはないのですが、「なぜこの人たちはこんなに熱狂しているんだろう」を面白がれるかどうか、興味を持てるかどうかが大きいと思っています。

 

あなたなら、誰に何を売りますか?

——最後に、この記事を読んでいる方へメッセージをお願いします。

和田:日本市場において、SCOPと同じようなサービスはほとんどありません。それくらい新しい価値を提供しているサービスですから、クライアントに価値を信じてもらうのは一筋縄ではいきません。ですが、それができればクライアントやSCOPPERの成長、ひいては配信業界全体の成長につながっていくと思っています。一緒に業界を盛り上げたいという気概を持っている方と、ぜひカジュアルにお話しできれば嬉しいです。

鶴見:そうですね、まずはカジュアルにお話ししましょう。SCOPPERとクライアントが笑顔で乾杯している現場の話など、記事に書ききれなかったことがたくさんあります。気軽にご連絡ください。

 

おわりに

取材を通じて何度も出てきたのは、「広告なのに感謝される」という言葉でした。SCOP が売っているのは広告枠のようでいて、その実、SCOPPER・視聴者・クライアントがつながるコミュニティそのもの。まだ日本にほとんど前例のないこの市場を、GLOE は一つひとつの実績とともに切り拓こうとしています。

そして——GLOE では、この市場をいっしょに切り拓く仲間を募集しています!

決まった正解がまだない事業です。だからこそ、営業の型を自分の手でつくり、データを見て次の一手を考え、時にはプロダクトにも意見を返していく——事業そのものを前に動かしていきたい方には、大きな裁量があります。ゲームや配信のカルチャーを「なぜこんなに熱いんだろう」と面白がれる方なら、なおさら楽しめるはずです。

少しでも気になった方は、下のリンクからのぞいてみてください。

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社員プロフィール

写真左- 和田 真人(Masato Wada):広告主としてSCOPを活用していた立場から、市場の将来性に惚れ込み提供側へ転身。2026年GLOE入社、ビジネスプロデュース事業部でSCOPの企画・営業を担当。

写真右- 鶴見 佑介(Yusuke Tsurumi):大手証券会社の営業、イベント制作プロデューサーを経て2024年GLOE入社。ビジネスプロデュース事業部でSCOPの企画・営業を担当。

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